こんにちは おてがみです
にしむらあつこ、中川李枝子・山脇百合子、筒井頼子・林明子、加古里子、富安陽子・降矢なな、さとうわきこ、こいでやすこ、佐々木マキ、村山桂子・堀内誠一、スズキコージ、カズコ・G・ストーン ほか 福音館書店
「こどものとも」創刊五十周年の話題をもうひとつ紹介します。
福音館書店から記念出版として「こんにちはおてがみです」が刊行されました。
この本を開くと最初に登場するのはホネホネさん。
ギコギコキーッ ゆうびんでーす!!
本のページには十枚の封筒が貼り付けられていて、その中にはちゃんと手紙が入っています。
差出人はぐりとぐら、だるまちゃん、ばばばあちゃん、「やっぱり おおかみ」のおおかみ、やなぎむらのむしたちなど、どれも手書きのすてきなお手紙です。
ぼくらのなまえは ぐりとぐら
このよで とてもすきなのは
おてがみ かくこと もらうこと
封筒の表には「ちきゅうこく えほんけん こどものともむら さま」と宛名が書かれています。お子さんにこの本をプレゼントされる方は、ぜひそこに子どもの名前を書き入れましょう。
おなじみの絵本の主人公たちからの手紙ですから、とても楽しく読めました。絵が描かれていたり、絵文字になっていたり、つぎの手紙を封筒から取り出すのにわくわくします。きっと絵本好きの子どもたちには、またとないすてきなプレゼントになることでしょう。
ぼくの一番のお気に入りは「やっぱり おおかみ」のおおかみからの手紙。手紙を開いて、思わずにんまりです。
そして、この本の最後には特大のおまけがついています。「こどものともひろば」というその折り込みには、なんと現在発売されている「こどものとも」の百冊と十のシリーズから、登場人物やら動物やらのりものが大集合しているのです。
あなたはいくつわかりますか?
※文中の太字部分は「こどものともひろば」より引用