<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ゲド戦記をスタジオジブリが映画化 | main | ねむいねむいねずみのクリスマス >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

スポンサードリンク * - * * - * -

さむがりやのサンタ

さむがりやのサンタ
さむがりやのサンタ
レイモンド・ブリッグズ/作 すがはらひろくに/訳  福音館書店  

 ぼくが幼い頃の様子は、父親がカメラに凝っていたらしく、たくさんの写真が残されています。もちろん昭和三十年代のことですからどれも白黒の写真ですが、なかには滑り台で泣いているところを四つ切りに伸ばしたものなんてのもあって、なんだか恥ずかしくなるぐらいです。
 そんな写真の一枚に、れっきとした外国人(?)のサンタクロースに、三歳ぐらいのぼくが抱かれている写真があります。その表情といったら、怯えきっていていまにも泣き出しそう。
 どこでそんな記念すべき写真を撮ってもらったのか記憶はありませんが、英語の教師をしていた父親の関係でアメリカン・スクールかなにかのクリスマス・パーティーで撮ったものなのでしょう。

 どうもぼくはそのときのサンタクロースの印象が心的外傷になったのか、おとなになるまでサンタクロース然としたサンタが苦手でした(笑)。いやいまでも多少苦手で、そのせいか今回ここまでに紹介してきた絵本の表紙にもサンタクロースといえば、シルエットだったり、窓から見える片手だけだったりで、あんまり堂々としたサンタは出てきませんね。

 おとなになったぼくは、そんなサンタクロースへの苦手意識を和らげてくれる絵本に出会いました。それがこの「さむがりやのサンタ」です。だってこのサンタさんは、クリスマス・イヴの日に朝目を覚ますなり、こんなことをいうんです。

 やれやれ また クリスマスか!

 そして、朝食を食べながら今度は....

 はやく なつに ならんかねえ。

 そりの用意に外に出れば....

 うー さむ

 いやはや、睡眠中は夏のビーチで日光浴の夢を見ているし、贈り物を届けた家では煙突なんてなけりゃいいのになんていうし、お礼はジュースじゃなくお酒でなければ不満そうだし、それはもう親しみがわいてくるんです。まあ、別にぼくは不真面目な人に対してだけ親しみをもつわけじゃないですけど。
 それにこのサンタさん、ぶつぶつ文句ばかりですが、とてもあたたかい感じもするんです。血が通っているっていうかね。いえ別に少し酔っぱらって赤ら顔だからじゃありませんよ。

 子どもたちもこの絵本は好きな子が多いようです。サンタクロースの存在を信じている小さい子も、けっこう喜びますね。身近に感じられて信頼が増すのかもしれません。そこらへんところ、子どもたちはとても柔軟です。
 むしろサンタクロースをどういうふうに見てほしいのかは、親の側の問題なのかもしれません。いまどき、ぼくのようにサンタクロースが怖いなんていう子はいないと思いますけが...。

※文中の太字部分は「さむがりやのサンタ」より引用


海 五郎 * クリスマス絵本 * 00:49 * comments(11) * trackbacks(1)

スポンサーサイト

スポンサードリンク * - * 00:49 * - * -

コメント

海 五郎さん、TBさせていただきました。じっくり読むほどにおかしい絵本でしょうか。私はこんなサンタがとても好きです。
Comment by ふう @ 2005/12/15 9:41 AM
海さん、こんにちわ。
クリスマス絵本のお話を毎回楽しみに拝見しています。
今年もあと少し、こんな私でもパタパタと落ち着かない一日を過ごすようになりましたが、海さんの所とrucaさんの所を尋ねるのはアドベント・カレンダーを開いていくような気分なのです♪
ありがとうございます。

海さんはサンタクロースに苦い思い出(?)があったのですね?
私はドラえもんです 。
幼い頃(いえ、実は結構大きくなっていましたが)
着ぐるみのドラえもんが、握手をしてくれる為わざわざ近づいて来てくれたのに、大きな丸い顔と手を見たら怖くなって逃げ出した事がありました。それ以来、大きいドラえもんが苦手です。
Comment by まつかぜ @ 2005/12/15 2:28 PM
私のサンタイメージはまさにこの絵本のサンタさんです^^
子どもの頃よく読みましたし、今でも実家にあります。

この仏頂面の、自分の生活を満喫しているサンタさん
やけにかっこいいんですよね♪
もう一度読みたくなりました^^実家から取ってこようかしら。
Comment by newsongs @ 2005/12/15 10:36 PM
ふうさん
こちらにも来ていただいて、ありがとうございます。

ぶつぶつ文句が多いのに愛される性格。
このサンタさんのような老人になれたらいいのですが。
Comment by 海 五郎 @ 2005/12/16 1:41 AM
まつかぜさん、こんばんは。
アドベント・カレンダーのよう...。
ぼくにとってこんなにうれしい励ましはありません。
ありがとうございます。

着ぐるみのキャラクターって、子どもにはちょっとこわいですよね。ドラえもんとか、頭大きいし。

クリスマス絵本はあと二冊紹介する予定です。
Comment by 海 五郎 @ 2005/12/16 1:48 AM
newsongsさん
この「さむがりやのサンタ」も邦訳が出たのが三十一年前ですから、いまの二十代、三十代のおかあさん方は子どもの時に読まれた方も多いのでしょうね。
この絵本が出てから大きくなった人にとっては、このサンタさんがサンタクロースのイメージを代表しているのかもしれません。
いや、このおじいさん、かっこいいですよ(笑)。
Comment by 海 五郎 @ 2005/12/16 1:56 AM
なあるほど、そんなトラウマ(?)があったのですね(^_^)。レイモンド・ブリッグスは、この季節になるといっぱいグッズが販売される「スノーマン」も好きです。なんだかほっとさせられる絵柄なんですよね。
Comment by なつめ @ 2005/12/16 2:38 AM
海さん おはようございます.
さむがりやのサンタ は,こどもの頃に読んでとても面白い話だと,感じた一冊です.サンタさんの生活を垣間見れる嬉しさがあったと思います.残念ながら,引っ越しの時に,多くの本を絵本を処分せねばならなくなり,その時にこの本もなくなりました(その頃のことはよく覚えてないのですが,また見たい,と,思ったときにはありませんでした).そして,社会人になったとき,書店でみかけ,購入したものが,今,我が家にあります.そんな思い出のある一冊です.
我が家の娘はこの本を読んだあと,「今年はサンタさんのために飲み物をおいとこう!」と言ってました.クリスマス楽しみです.
Comment by moema @ 2005/12/16 8:57 AM
なつめさん
まあトラウマというほど大げさなものではないですけどね。
ぼくが子どもの頃というのは、外国人に接する機会もいまほど多くはありませんでした。
写真で見る限りとても大きな人なので、それも一因だったかもしれません。

スノーマンはぼくも好きですよ。
あの体型がいいんですよね。
Comment by 海 五郎 @ 2005/12/16 12:45 PM
moemaさん、こんにちは。
自分が子どもの頃に好きだった絵本をお子さんと読む。いいですね。
ぼくの子どもの頃はまだまだ絵本も少なかったので、そうやって子どもと読んだ絵本は「ちいさいおうち」とか数冊しかありません。

ところで、サンタさんに用意する飲み物はやっぱりアルコールでしょうか?
Comment by 海 五郎 @ 2005/12/16 12:52 PM

クリちゃんペロペロしってきったよぉぉぉ!!!!
時間なくてハメハメできなかったけど、3万もらってウマウマ!!(゚∀゚)
ていうかコレ、ち○こ突っ込んだら、金額やばいことになるんじゃね?笑
http://nenmir0.mik.blue-ski.info/nenmir0/
Comment by たくや @ 2011/03/26 8:59 AM
コメントする









トラックバック

さむがりやのサンタ

           さむがりやのサンタ レイモンド・ブリッグズ 作・絵 すがはら ひろくに 訳 福音館書店(32p 26×22cm 1974年)   クリスマスの絵本で、私がユニーク! と笑えるのは、「さむがりやのサンタ」でしょうか。
From 絵本をひらくひととき   @ 2005/12/15 9:33 AM
このページの先頭へ