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ペーテルとペトラ

ペーテルとぺトラ (大型絵本)
ペーテルとぺトラ (大型絵本)
アストリッド・リンドグレーン/文 クリスティーナ・ディーグマン/絵 大塚勇三/訳  岩波書店  

 先日、知人から「小学校の入学祝いにおすすめの本は?」とたずねられて、思いついたのがこの絵本でした。きっと、期待と不安に胸を膨らませている新一年生にはぴったりの贈り物になると思います。

 ストックホルムの小学校一年生のクラスで国語の授業をしていると、ドアをコツコツたたくとても小さな音がしました。先生が「おはいりなさい」と言っても、もういっぺんドアをたたく音がするだけです。
 ドアの近くにいたグンナルという男の子がドアをあけると、そこには小さい小さい男の子と女の子が立っていました。二人は小人の一族ですが、その小学校の学区にある公園の中に住んでいたので、そのクラスで一緒に勉強することを先生が認めてくれました。

  でも、ふたりは、どこにすわればいいでしょう? こんなちびさんにつり
 あうほど小さい腰かけなんて、ひとつもありません。
  「ぼくのとこにすわってもいいですよ。」と、グンナルは、むちゅうでさけ
 びました。


 もともとこのお話は「親指こぞうニルス・カールソン」(岩波書店)に収められていたものですが、こうして絵本で読むとペーテルとペトラのかわいらしさがよく伝わってきます。黒板を上手にモチーフにした表紙と裏表紙や、ペーテルとペトラがスケートをしている見返しの絵もすてきです。
 この絵本は昨年の十月にリンドグレーン生誕百年記念事業の一環として出版されたものですが、彼女への愛情がいっぱいに詰まった造本といえるでしょう。これから先の時代にも、新しい装丁で、必要があれば新訳で、リンドグレーンの作品がその時々の子どもたちの手元に届けられることを心から願います。必ずや生誕二百年のときも、リンドグレーンの作品はその輝きを失うことはないのですから。

※文中の太字部分は「ペーテルとペトラ」より引用

海 五郎 * 外国の絵本 * 00:34 * comments(2) * trackbacks(0)

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コメント

海五郎さん、こんばんは。
最近、息子とピッピを読んでいます。
いいですね、リンドグレーン。

この絵本『ペーテルとペトラ』には、昨年11月に職場で
出会いましたが、何とも言えないあたたかさを感じました。
時間の流れも、なんだかゆったりとしていて、
今の自分の生活では味わえない、ゆったりとした幸せが、
自分の求めているものなのかもしれないと感じました。
ディーグマンさんの絵が、お話の優しさを
より引き立てていますよね。
最後のグンナル少年の表情が、とても好きです。

トラックバックが、よくわからないので、
自分のURLに、『ペーテルとペトラ』について書いたブログを
貼らせて頂きました。
Comment by しんばる @ 2008/03/08 9:37 PM
しんばるさん、こんばんは。
いいでしょう、リンドグレーン(笑)。
子どもの本が好きな人の中にも、その存在があたりまえすぎるのか、
読んでいない人ってけっこういるんですよ。
でも、それは絶対にもったいない。

しんばるさんの書かれている「ゆったり」みたいなことは、
スウェーデンというか北欧の人たちのライフスタイルもあるんでしょうね。
一度北欧を旅して、この目で実際に確かめてみたいものです。

Comment by 海五郎 @ 2008/03/09 2:05 AM
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