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よあけ

よあけ
よあけ
ユリー・シュルヴィッツ/作・画 瀬田貞二/訳  福音館書店  

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。本年も「わくわく本」をどうぞよろしくお願いいたします。

 やっと購入したパソコンが届き、瀕死状態の旧パソコンから必要なデータも何とか取り出すことができました。心待ちにしていたとはいえ、OSも異なるパソコンへの乗り換えはやはり煩雑で眠れない夜が続いています。

 きょうの紹介は年明けと、ブログ再開にふさわしい絵本を選びました。この絵本はずっと以前からとても好きだったのですが、なにかのめぐりあわせで持ってはいませんでした。それが「ことり文庫」忘年会の絵本交換で、運命に引き寄せられるようにぼくの手元にやってきたのです。袋を開けてこの絵本が出てきたときの喜びは、ちょっとたとえようがないほどでした。この絵本を選んでくださったSさん、どうもありがとうございました。

 あ、そよかぜ……
 さざなみがたつ。

 しだいに。ぼおっと もやがこもる。


 夜明けのひと時はそれをどこで迎えても、それがたとえ飲み明かした繁華街であっても、ちょっとした幻想的な美しさを感じます。
 でも、やはり湖のほとりで迎える夜明けほど胸を打つものはありません。湖面をうっすらと覆うもや、すべての音を吸い込んでしまったような静けさ。ぼくはこれまでの人生でいったいどれだけそういった光景に遭遇してきたでしょうか。実際に目にしたのは両手の指で足りる回数かもしれません。それでも心の中ではっきりとイメージすることができます。
 この「よあけ」という絵本を初めて手にしたとき、ぼくは自分のイメージと重なり合うような内容に感動すら覚えたことを記憶しています。水彩画の落ち着いた色使いが描き出す湖畔の夜明けの情景。少し古風な訳文が叙述的な雰囲気を醸し出し、絵本の中の世界をを静かに伝えてくれます。
 少しずつ明るさを増し、静けさの中から動き出すものたち。その静かな時の歩みと、一瞬にして世界が一変するラストの光景の対比は、見事としか表現のしようがありません。

※文中の太字部分は「よあけ」より引用

海 五郎 * 外国の絵本 * 00:41 * comments(0) * trackbacks(0)

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