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休業余話(続)

Now the Day Is Over
Now the Day Is Over
The Innocence Mission

 すみません。ブログの再開はもう少し先になりそうです。
 しかし、暑いですね。ぼくは毎晩、音楽を聴きながら寝ています。いつもは数曲で寝入ってしまうのですが、ここのところは何枚かのアルバムに聴き入ってしまう夜が続いています。そして、そんな夜に最後に選ぶのが上の一枚です。
 絵本好きの方にはちょっとそそられるものがあるでしょう。このジャケットはボーカルの女性が自分で描いたものだそうです。
 以前にもここに書いた記憶がありますが、アメリカでは子ども向けの音楽が一つのマーケットとして成立するほどに盛況を見せています。しかも、多くのメジャーなアーティストが子ども向けの作品を手がけ、その内容もけっして片手間仕事的なものではありません。
 こんなところに、じつは出生率が日本よりも安定している秘密があるようにも思います。日本での少子化対策は親に対する支援ぱかりが目につきますが、子どもを大切に思う気持ちを社会全体に育んでいくことこそが重要なのではないでしょうか。
海 五郎 * 日々雑感 * 13:43 * comments(2) * trackbacks(0)

休業余話

ONCE ダブリンの街角で デラックス版
ONCE ダブリンの街角で デラックス版

 音楽好きの方にはご存じの方も多いと思いますが、音楽には一つの曲にしても、一つのライブにしても、その瞬間にしか産み落とされることのない名曲であり、名演というものがあります。
 それはその瞬間のアーティストの心境とか、それを取り巻く空気とか、様々なものが一つの曲、一夜のライブに昇華されるといういわば化学現象みたいなものなのでしょう。もちろんそこに、大きな意味での愛が介在することは言うまでもありません。

 この「ONCE ダブリンの街角で」という映画は、そんな化学現象を見事に映像化したすばらしい作品です。低予算、オールロケで制作された1時間半足らずの作品にもかかわらず、欧米では奇跡の大ヒット上映となりました。
 この小さな宝石のような作品は、これからも長く僕を温め続けてくれることでしょう。
海 五郎 * 日々雑感 * 16:29 * comments(3) * trackbacks(0)

ちょっとお休みしてます

グーグーだって猫である(4)
グーグーだって猫である(4)
大島弓子/作  角川書店     

 すみません、もう1ヶ月も開店休業状態ですね。
 じつは、いまちょっとしたことに関わっていて、ここに記事を書く余裕がありません。などと言いつつ、上の漫画を読んだりしてますけど。
 更新してないのにお越しいただいたみなさん、ごめんなさい。
 もう少しすれば、本の紹介も再会できると思いますので、よかったらまたのぞいてみてください。


海 五郎 * 日々雑感 * 00:19 * comments(0) * trackbacks(0)

私的録音録画補償金制度

Apple iPod nano 8GB ブルー MB249J/A
Apple iPod nano 8GB ブルー MB249J/A

 連休中、朝刊のトップ記事に黙って見過ごすことのできない見出しが躍っていた。〈iPodに「著作権料」上乗せ〉。
 記事の内容は著作権団体の要望を受け、文化庁が文化審議会にはかり、まとめた骨子はiPodなどの携帯音楽プレーヤーと、テレビ番組を録画するハードディスク内蔵型レコーダーに「著作権料」の一種を課金するというものだ。
 これはぼくのように多くのCDを購入して、それをiTunesで管理し、iPodを通して聴いている音楽ファンにとってはとても納得できるものではない。なぜなら、CDを購入する時点で著作権料を正規に支払っているにもかかわらず、再度同じ名目で課金されることになるからだ。しかも、この重複して払う形になる「私的録音録画補償金制度」は、そのシステムからして自分が聴く音楽の著作権者に届けられるものではない。
 音楽好きな人間がCDを購入するのは、もちろんその中身を聴きたいという思いからである。しかし、それは同時にアーティストに対する支持表明であり、支援でもあるのだ。このブログの読者にも図書館で借りた絵本を、同じ思いであらためて購入したという人は多いのではないだろうか。だから今回の「私的録音録画補償金制度」ように、支払ったところでそれがどこにどのように使われてしまうのかわからない課金の仕方には、はっきりと反対の意思表示をしておきたい。

 どうしても、今回の成り行きには好調な業績のところから、あるいは国民の日常生活に組み込まれたところから楽な方法で金を集めようという、道路と同じ発想が見え隠れする。しかも、その使途がどう見たって怪しいし、そもそも私的録音補償金管理協会(SARAH)が文科省や文化庁の天下り先であることを思うと、この国の構造そのものを憂慮しなければならないだろう。
 文化庁や文科省に文化・芸術を育む能力がないのはよしとしても、個人が身銭を切っているアーティストに対してのリスペクトをピンハネすることだけはけっして許せるものではない。



海 五郎 * 日々雑感 * 16:06 * comments(0) * trackbacks(0)

追悼 石井桃子さん

ノンちゃん雲に乗る (福音館創作童話シリーズ)
ノンちゃん雲に乗る (福音館創作童話シリーズ)
石井桃子   福音館書店   

 石井桃子さんが101歳で亡くなられました。
 自分がまだ文字を読むことを覚えたばかりの頃、3歳年上の姉の所有物だった「ノンちゃん雲に乗る」を読んだときのことがこの歳になっても忘れられません。思えばあの瞬間からぼくと本との長いつきあいは始まりました。石井さんの言葉を借りるなら「本は友だち」になったのです。
 石井さんには20数年前に一度だけお会いしてお話を伺ったことがあります。優しく、それでいて芯の強さが伝わってくるとても素敵なお人柄でした。これだけの仕事を残されているのですから、いま日本にいる60歳ぐらいまでの人は大多数が石井桃子チルドレンと呼ぶことができるかもしれません。
 個人的にはエリナー・ファージョンの諸作で接した石井さんの気品溢れる訳文が最も深く心に刻み込まれています。
 200冊もの著訳作だけでなく、家庭文庫の草分けとなった「かつら文庫」の活動など、日本の児童文学に大きな足跡を残された石井さん。これからもこの国の子どもの本を語るとき、石井さんの名前は欠かさずに語り継がれることでしょう。
 心よりご冥福をお祈りします。



海 五郎 * 日々雑感 * 00:22 * comments(2) * trackbacks(0)

anmitsu book

anmitsu book
anmitsu book


 以前にここでも紹介した高校生がつくるフリーペーパー「anmitsu」。
 今ではぼくは名ばかりの協力者なのですが、思えばこの「anmitsu」を最初に作った二人の高校生(当時)とは、彼らが小学校3年生のときに「わくわく村」と題したキャンプに一緒に行ってからのつきあいでした。
 その「anmitsu」も創刊から早4年。今月、12号が発行されました。ぼくから何らかの形で「楽しさを創造する」ことが二人の高校生に伝わって、それがまた次代の高校生編集部員に受け継がれているのだとすれば、こんなに感慨深いことはありません。まあ、これはぼくの自己満足に過ぎないのですけどね。

 ぼくが思わずそんな感慨にふけってしまうのは、「anmitsu」が本になったからです。その名も「anmitsu book」。
 創刊から10号までの誌面と編集の舞台裏、歴代編集部員の横顔などがぎゅっと詰め込まれたとてもかわいらしい本です。

 でも、かわいいだけじゃありません。この本に収められた「anmitsu はどうやってうまれたのか?」という初代編集長の文章には次のような一節があります。

  記事からは見て取れませんが、私は『anmitsu』は実はなかなかパンクな
 フリーペーパーではないかと思っています。「高校生なんてきっとこんな感
 じでしょ」と社会から与えられたものなんか全然おもしろくないし、それな
 ら私たちがもっと素敵なものをつくってみせよう! そんなチクッと挑戦的
 な精神が『anmitsu』には潜んでいるからです。こんなにかわいい顔をして
 いて、なんとしたたかなこと。


 この彼女の文章を読んでぼくは思わず目頭が熱くなりました。小学生の時にキャンプに行った彼女がいて、高校生の時に「anmitsu」をつくった彼女がいる。そして、今こうして振り返る大学生の彼女がいる。子どもたちと関わることは、かくもおもしろいのです。

 この「anmitsu book」は上の画像から Amazon でもお買い求めいただけます。ぜひ、高校生たちの思いが凝縮された「anmitsu book」を手にとってご覧ください。

※文中の太字部分は「anmitsu book」より引用
海 五郎 * 日々雑感 * 01:17 * comments(4) * trackbacks(0)

murmur magazine

murmur
murmur magazine


 きのう、知り合いの女性編集者からメールが来て、そこに子どもの頃好きだった「長靴下のピッピ」を読み返したら、あまりに考え方が自分みたいでびっくりしたと書いてありました。
 いやはや、リンドグレーンはすごい。彼女の作品を読んで人生が変わった人は、きっと星の数ほどいることでしょう。

 それで、リンドグレーンつながりということで、そのメールの主が初めて編集長として創刊する雑誌の紹介です。詳しくは上の写真にリンクが貼ってあるのでそちらをご覧いただきたいのですが、ぼくが手にした創刊準備号はそれこそピッピのような無邪気さと人に対する優しさが溢れたすてきな誌面でした。
 なお、四月下旬に出る創刊号では「フジコ・ヘミングのワードローブ」が特集だとか。これにはぼくも興味津々です。


*送料無料による購入はこちら


海 五郎 * 日々雑感 * 21:35 * comments(0) * trackbacks(0)

遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄

旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1))
旅立ち 遠い崖1 アーネスト・サトウ日記抄 (朝日文庫 (は29-1))
萩原延壽/著  朝日新聞社   

 きょうはちょっと余談で、おとなの本の話。
 アーネスト・サトウというのは、幕末から明治にかけて、通算すると約二十五年間、日本に駐在したイギリスの外交官です。十九才の若さで通訳生として日本の地を踏んだサトウの青春は、文字通り近代日本の夜明けと重なり合ったことになります。
 サトウは日本の政治や風土、人々の暮らしをどう見ていたかについて日記を残しています。そのサトウの日記を軸にイギリスやフランスの外交文書、日本の史料を紐解き、サトウの足跡と当時の日本を描き出しているのが本書です。
 いや、とにかくおもしろい。読ませます。全十四巻という大作で、ぼくもまだ半ば「大政奉還」にさしかかったところですが、著者の構成力には感服です。外交官という立場の客観性。その立場を踏み越えて日本の政治に関わってしまう若きサトウ。その微妙なバランスがリアルタイムに書かれた日記なだけに生き生きと当時の空気を再現します。
 通訳という立場上サトウが出会った日本人には歴史の中心を担った人も多く含まれています。それとともに日本語を早くに習得したサトウは、さまざまな立場の日本人と個人的な関係を築いていくことができました。

 この本のおもしろさ。たとえば、こういった場面はまるでタイムマシンで歴史をのぞき見するようなリアルさで当時の様子が伝わってきます。
 徳川慶喜に外国公使が謁見した際、慶喜はその識見と人間的な魅力で諸外国公使の心を強くとらえました(それを見たサトウは「革命を急がないと機を逸する」と西郷隆盛にメッセージを伝えます)。イギリス公使らに出された洋食のメニューにもその本格的なことに驚かされますが、公使が「三十六歌仙」の絵をほめたところ、その一枚を公使に贈ると申し出る慶喜の姿は圧巻です。

 折しもNHKでは幕末が舞台の「篤姫」が放映されています。この「遠い崖」を大河ドラマ化したら、これまでにない視点の傑作ができると思うのですがいかがでしょうか


海 五郎 * 日々雑感 * 15:10 * comments(2) * trackbacks(1)

しばらくお休みします

 パソコンのハードディスクが壊れてしまい、使用不能になりました。
 そのため、この「わくわく本」もしばらくの間、お休みさせていただきます。
 それではみなさん、よいクリスマスと新年をお迎えください。
海 五郎 * 日々雑感 * 15:04 * comments(0) * trackbacks(0)

クリスマス小特集

 いよいよトナカイの足音が近づいてきました。絵本ファンにとってはこの上ない季節の到来です。ここ「わくわく本」でも次回からクリスマスの小特集を組む予定ですので、どなたかへの贈り物として絵本をお考えの方は、ぜひお役立てください。なお、昨年までにすでに紹介したクリスマス関連の絵本は右下にあるカテゴリーから「クリスマス絵本」をクリックしていただくとご覧いただけます。

 きょうはそれに先だってクリスマス音楽の紹介です。
 欧米では数多くのクリスマス・アルバムが毎年発売されます。一流のミュージシャンが心を込めて制作した優れたアルバムが多数あるのですが、季節ものであるためにすぐに入手が困難になってしまいます。それで、アマゾンで検索して現時点で購入可能なものから選びました。


An Nollaig: An Irish Christmas
An Nollaig: An Irish Christmas
Eileen Ivers
 このアルバムは今年新しく発売されもの。アイリーン・アイヴァースはアイリッシュ・アメリカンのフィドル奏者で、日本でもまた来年公演が予定されているアイリッシュ・ダンスをベースにしたショウ「リバーダンス」のミュージシャンだったこともある人です。
 気心の知れた仲間たちとの演奏からは、副題にもあるようにアイリッシュのクリスマスへの思いが伝わってきます。



The Bells of Dublin
The Bells of Dublin
The Chieftains
 アイリッシュといえば、アイルランドの文化交流大使的な役割を担い続けてきたのがチーフタンズ。彼らが91年に発表したクリスマス・アルバムが本作。題名どおりにダブリンの鐘の音から始まるこのアルバムは、ジャケット写真の雰囲気そのままにどこまでも優しく暖かです。
 ゲストとして参加しているアメリカのジャクソン・ブラウンやリッキー・リー・ジョーンズの歌声も心に染みます。



Duan Nollaig
Duan Nollaig
Fiona Mackenzie
 こちらはスコットランドのゲール語(ガーリック)によるクリスマス・アルバム。フィオナ・マッケンジーの美しい声はまるで天上から降り注ぐ天使の歌声のようで、ファンタジーなクリスマスの世界に誘ってくれます。
 冒頭の曲は題名は違うもののキャット・スティーブンスがその昔「Morning Has Broken」という題名でヒットさせた伝統曲。



JTのクリスマス
JTのクリスマス
ジェイムス・テイラー
 アメリカでは昨年発売され、ようやく日本でも今年発売されたジェィムス・テイラーのクリスマス・アルバム。彼の暖かな歌声が心穏やかなひとときを届けてくれます。
 このアルバムにも収録されているジョニ・ミッチェル作の「リヴァー」は、今やクリスマス・ソングのスタンダードともいえる名曲です。


 どのアルバムにも「きよしこの夜」など、耳慣れた曲が必ず登場します。クリスマスの夜にはぜひ絵本とともにすてきなクリスマス音楽をお楽しみください。


海 五郎 * 日々雑感 * 23:54 * comments(0) * trackbacks(0)
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